子どもの自律
先日の社説。改めて子どもへの接し方を考えさせられました。
絵本作家の五味太郎が指摘すること。
子どもは「かしこい頭とじょうぶな体」
「大人の言うことは素直に聞いて、決められたことはきちんと守り、出された問題にはうまく答えられ、与えられた仕事は黙ってやる。決してさぼったり、ごまかしたりはしない。」
五味さんが育っほしいと考える子どもは「じょうぶな頭とかしこい体」の子。
「言われたことの意味を確かめ、決められたことの内容を考え、決められたことの内容を考え、必要があれば問題をとき、自分のために楽しい仕事をさがし出し、やるときはやるし、さぼりたいときはすぐにさぼる」
(5月17日付 中日新聞社説より抜粋)
いわゆる世間で言われる「真面目」な子ではなく、「自ら考えられる」子。
今も「真面目=良い子」と子どもの頃から刷り込まれてるから、抜け出せない事も少しはある。
私自身、「真面目=良い子だ!」って思ってきましたし、親としてわが子が「真面目な子だね。」「良い子だね。」と言われると、正直嬉しかったんです。
けれど、その「真面目さ」ゆえに自分の意見を言えない我が子をみたり、大人の考え方基準で、物事を捉える事に疑問を感じ始めました。
親の言う事や考えが全てって、これから世界が広がる子ども達には勿体ないですね。
子ども達の反発する言葉を聞いてると、「そんな風に捉えるんだ」「説明が足りなかったから、そうなったのね」みたいな事がしょっちゅうです。
子ども達の意思を、全て汲み取るのは簡単じゃないけれど、親としての役目は、
●「~しなさい。」
ではなく、
「◯◯な方法もあるよ」
「◯◯するにはどうしたらいい?」
と、子どもに決定権を与える。
●出来ない事を人のせいにしない
(常日頃、子ども達に言ってる)
●楽しくworkする!
を伝える事かなと。