子どもが教えてくれたこと

◇毎日、周囲へ感謝することがあふれてる
◇心の余裕が生まれた
最近、プチ反抗期の長男。
思い通りにならないとスイッチが入り、
話は聞こえなくなり、とにかく怒る怒る。
どうしたらいいのかな~?って
悩みつつ成長の証拠だ!なんて思いながら過ごしていました。
そして月曜日。
職場に電話がありました。
「ハードルで着地し損ねて、足をひねったみたいで。」
と。
迎えに行くと、痛みは引いたけど歩けない。
病院へ行った結果は「離裂骨折」
ギプス固定をし松葉杖生活が始まりました。
小学校の校舎は4階建て。
教室は旧校舎の為エレベーターがなく3階。
初日は3階まで休憩を取り、汗をかきながら上がる。
松葉杖登校が始まって4日経過しましたが、今も途中で休憩をしながら上がっている状況です。
それでも必死に頑張る姿を見てると、逞しい。
そして「〇〇、おはよう!!」「大丈夫か?」と誰かが声をかけてくれて、
通りがかる先生たちも声をかけて下さり、
手伝おうとして下さるんです。
同じクラス子が先に追い越すわけでもなく、一緒に話しながら階段を昇降してくれたり。
子どもたちって無邪気でいつも賑やかだけれど、
友達が困っていると、自然と手を差し伸べてくれる。
きっと長男も同じように人を助けたり、
困っている子に自然とできていたんだろうなって。
長男や周りの子達、先生の人となりを垣間見ることが出来ました。
小さいころからよく気が付く長男。
小学校に入学してからも1年生、2年生とクラスの子を助けたり、
目がいくつあるんだろう?というぐらい気づけてしまう子だったらしい。
3年生になってもそれは続いていたけれど、
そのイメージが自分の中でも定着してしまったのか、
甘えたいけど、
素直になれない。
頑張って何でも出来る僕でいたい。
学校のクラスでも率先して動けてしまうから、
出来ないなんて思われたくない。
という状況が続いたり、友達に注意するけれど自分も同じことをしてしまい、
注意される事が増えた様子。
そのストレスは家で発散するから、
毎日のように起こっています(;'∀')
その感情を落ち着かせるために、
突然自転車で出かけて中々帰ってこなかったり。
だけど…
このケガで
骨折して片足が不自由になったことで、
必然的に自分1人で何もかもすることが、
簡単じゃなくなった。
人に素直に甘える、
周りに頼る、
出来ないことは出来ないって、
言っていいんだよ。
って教えてくれた気がしました

「甘えたら良いし、周りに頼っていいから」って長男に言いながら、
私へのメッセージだなって
受け取れました。
私も素直じゃなくて、
甘えられなくて、
出来ないって思われたくなくて…
って沢山思いあたるから。

仕事も送迎に間に合うよう、調整しました。
勤務時間が長い日は5限で帰りが早い…申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
職場のスタッフや上司には感謝しかないです。

階段の昇降でこけたり、こけそうになることも何度かあり、
学童までの距離も松葉杖で数百メートルは簡単ではなく、
しばらくは送迎を選択しました。

そうすることで私自身の余裕が生まれました。
きっと、過去の私なら預ける前提で担任の先生と学童に掛け合って、
子どもの気持ちは後回しにしてたんじゃないかって…。
だけど、今は長男の言葉にも耳を傾け、私がどうしたいか?をきめることがきる。
そこに正解も不正解もない。
最近、予定を詰め込みすぎて、
子どもの話も常に何かをしながら聞いたり、聞き流すこともあった私。
「ちょっと待って」「後にしてくれへん?」が口癖だった私にとっては、
余裕が何より必要だったと気付いた1週間。
子どもたちに対して、「お母さん!」と言われたときに「何?」といえる母でありたいと改めて感じました
。
しばらくのギプス生活。
車いすや松葉杖でも支障なく出かけられるところはどこ?とか今まで気づかなかった事を沢山気づけるこの時間。
慣れない事でもあるけれど、この貴重な時間を楽しめたらって思います。