臨床から教育現場へ
前回の続きになります。
小児科で6年目を迎えた時、異動や昇任の話、同じ部署にいつまでいられるのか?と考え始めました。まだまだ勉強する事はあるはずなのに、どこかでやりきった感もありつつ、退職や異動の落ち着かない慌ただしさに少ししんどさも感じてました。
実習指導もしていたので、学生指導は楽しかったんです。そしてご縁もあり、看護師七年目から卒業校の助手として働ける機会をいただきました。
教育現場は臨床とまた違い、とにかくデスクワークで座りっぱなしが落ち着かない。就職して2ヶ月くらいは、一時間もじっと座っていられませんでした…💦
メール、電話対応、資料作成、事項書、議事録…初めての経験も多く、最初は慣れませんでした😅
学生と接する事は楽しかったです。課題提出の添削や実習記録、実習中での成長を感じられましたし、実習に行くまでの過程が分かると学生の特徴も分かりますし、既存の知識が実習で繋がると、学生の伸び方が凄い❗
教科書通りにいかない事につまづいたり、予想外な展開の繰り返しに、いかに個別性を見出だして、学生が子どもや母親と関わって行けるか?
学生が考えたケアを、子どもと母親が喜んでくれたり、それを振り返って学生が実習が楽しいと感じてくれたり。実習最後に学生から手紙を貰って、よく泣いてました、私。
しかし、女性にとって「子どもを産む」ことを決めた時、仕事をどうするか?の選択を迫られます。
小児看護に携わっていたとはいえ、出産も育児も未知の世界。出産してないのに、仕事を続けられるかどうかを考えるって、中々簡単じゃありません。
だって、本当に何も分からないのに、決断を迫られるんですから。
私は、最終的に産後8週間で退職を決めました。産まれてすぐの長女をみながら、1年後に働くなんて想像できませんでしたし、子どもが体調不良の時に預け先もありませんでした。
そして、憧れていた専業主婦になり、子どもと一緒に過ごす時間を大切にしよう❤って思いましたが… つづく。